3つの怖い合併症

【関節の変形】

風が吹いても痛いと言われる痛風ですが、痛みのピークが過ぎるとそのまま放っておく人もいると思います。

しかしその後適切な治療を受けないでいると再び発作が起き、

痛みの激しい関節部分品が変形してしまうことがあります。

どうしてそうなってしまうのでしょうか？

結晶がついた関節を自分の免疫細胞が過剰に反応し攻撃をすることで痛風の痛みが起こると言われています。

尿酸値が高いとその結晶もどんどん大きくなっていきコブのようになってしまい関節の可動域が狭くなったり関節自体が変形してしまったりするのです。

また免疫細胞が自分の関節を攻撃してしまうと関節の細胞がわずかに破壊されます。
破壊された細胞は自己修復するのですが、以前と同じ形には修復されません。

非常にわずかな違いなのですがこの現象が繰り返されることによって関節自体が大きく変形してしまうこともあります。

尿酸の結晶化現象で尿路結石になってしまう可能性もあります。

尿路結石も激痛を伴う病気で背中から脇腹にかけて強烈な痛みを伴う病気です。

なんとなく脇腹が痛いかなと思っているうちにみるみる痛みが増してきて次第にじっとしていられなくなるぐらい痛くなります。

運が良ければ尿管から結石が膀胱内に落ちてが痛みが治まるケースもありますが、 ひどい人になると救急搬送され外科的処置を行う人もいるほどです。

尿酸は名前の通り尿の処理を行う腎臓に対しても影響を及ぼします。

尿酸値が高い状態が続くと腎臓の中にも結晶ができ腎臓の機能低下させてしまいます。

腎臓は尿酸を分解して体外へ排出する役割があるので、 腎臓の機能が低下するとますます痛風を悪化させる原因になってしまいます。

更に腎臓は再生能力の低い臓器なので最悪の場合腎不全を引き起こしてしまうと 人工透析を受けなければならなくなってしまいます。

透析治療を行うようになってしまうと、

臓器移植を行わない限り一生透析治療をなければならない

なので、

尿酸値が高く一度でも痛風発作を経験したあなたは、注意が必要です。